品質管理とは?人気の職種のお仕事内容とやりがい、苦労を解説

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品質管理とは?人気の職種のお仕事内容とやりがい、苦労を解説

近ごろ、さまざまな分野で品質管理の重要性が高まってきています。かつては製品のみを対象にした“狭義の品質管理”が主でしたが、現在では、社会のニーズを満たすような製品を提供するという趣旨のもと“広義の品質管理”の考え方が主流となり、各業種で人気の職種となっています。
品質管理とは、どのような職種なのでしょうか? 今回はそんな品質管理の役割について、解説していきましょう。

品質管理ってどんなお仕事?

品質管理の仕事内容は業種によりさまざまですが、基本的には対象の製品製造における品質の管理が主な業務となります。以下3つの観点から解説してみましょう。

●品質管理とは?
品質管理という職種は、食品関連、家電製品、自動車部品、機械・IT関係の部品関連、化学製品、医薬品、化粧品など、さまざまな分野の製造に携わる現場において必要とされています。かつては製造現場で不良品が市場に出ないよう最終的な品質チェックを行うことがメインの業務でした。
現在では、消費者のニーズに合わせた製品を安定的に生産し、製造から販売までの流れの中で、消費者が求める製品の品質を担保するための計画書、生産体制、システムを構築、整備、管理することが重要な業務となっています。近年では< ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)>の規格のもと、品質基準の管理が行われることが増えています。
また< TQM (Total Quality Management:総合的品質管理)>という考え方が導入されている分野もあり、それぞれに業種によって目的や状況に応じた自由度のある管理を行っている場合もあるでしょう。

また、万が一不良品が発見された場合には、速やかにミスが起きた原因を調査、特定し、生産システムの再調整を行うとともに、製造現場の環境改善にも努めていくことになります。PDCAのサイクルを活用し、製造計画の見直し、再調整した製造作業の実施、状況をチェックし、問題点があれば、再度見直します。PDCAサイクルを繰り返し、状況を分析し続けることが、消費者側が求める品質への期待を保つために重要なことでもあります。

●品質管理と品質保証はどう違うの?
最近では、品質管理とは別に品質保証という名称も目立つようになりました。品質保証の取り組みを通して顧客満足や品質マネジメントシステムの継続的改善を進める< ISO9001>などが特に有名です。品質管理は主に生産から販売までの一連の流れを管理しますが、品質保証は製品の品質を保証する活動を行うため、さらに広範囲な業務内容となっていることも少なくありません。
製品の品質を保証するという名目上、消費者のより高い満足感を実現するために、開発段階から関わったり、原材料や構成要素、デザインなど途中経過も含めて品質チェックの内容を消費者に告知することで、品質へのこだわりを早い段階から訴求したり、販売後、製品の正しい取り扱い方法やサポートの仕組みなども整えたりもします。もちろん、製品販売後の消費者からのご指摘への対応なども、お仕事の一貫となります。

●品質管理業務に役立つ資格ってあるの?
品質管理のお仕事に就くにあたって、必ず取得しなければならない資格はありません。しかし、仕事をするうえで役に立つ資格はあります。
そのひとつが「品質管理検定< QC検定>」です。一般財団法人日本規格協会認定の資格で、毎年3月と9月に全国約120カ所で試験を実施しています。1~4級までのQCレベルに分かれていて、企業の方から大学生、高校生まで、幅広く受験しています。
この資格を得ることにより、組織内で発生するさまざまな製品の問題に対して、品質管理の側面から、どのような対処、改善ができるのか把握できるようになります。また品質管理検定の上級資格取得者になると、問題が生じた際に改善活動をリードできるようになるため、組織内においては責任者として主導的な役割を担うことができるようになるでしょう。
また、品質保証にはとくに資格はありませんが、品質管理検定の2級の資格には品質保証についての要件(基本的な考え方、CQ7つ道具の実践的な使い方など)も含まれていますので、現場で役立つ資格であるといえるでしょう。

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品質管理のお仕事に向いている人の特徴は?

品質管理のお仕事は、製品への専門的知識から他部署とのコミュニケーションまで、必要とされる能力は多岐に渡るといってよいでしょう。中でも、どのようなスキルが品質管理に役立つのか、解説していきます。

●リスク管理と冷静な対応ができる
品質管理は消費者が望む製品を効率的に生産し、また品質を一定以上にキープできるよう製造工程の管理を行う職種なので、常にトラブルに備える冷静さが必要です。事前に問題点の改善に努めることはもちろんですが、工場など、現場ではいつなんどき、問題が発生してもおかしくありません。万一トラブルが発生したときには、まず被害を最小限に抑える冷静な対応力が求められます。その後、問題を解決・改善し、現場を復旧するための指導力や判断力が求められるでしょう。

●コミュニケーション能力がある
現場の環境は常に変化し続けるため、作業に従事するスタッフのメンタル面にも留意する必要があります。
現場のスタッフへの配慮を怠れば、生産効率はもちろん、思わぬ事故、トラブルが生まれることもあります。常にスタッフとの関係性を密に行い、普段の何気ない細かい心のひだにも気づけるコミュニケーション力が大事であるといえるでしょう。

●観察力、分析力がある
工程内の細かな変化が、製造する部品に与える影響は非常に大きいものです。早急に対応しなければ、会社に与える損害はもちろん、消費者から得られていた信頼度も大幅に下がってしまうことにも繋がります。
製造工程を見渡し、細かい部分、いつもと違う流れ、アウトプットされるデータなど、作業に従事する現場スタッフではなかなか気づかない部分に着目できる観察力は、品質管理には欠かせない能力です。

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品質管理のお仕事のやりがいと苦労は?

品質管理のお仕事は、営業職などと比べると目立つ派手な要素が少なく、会社内でも比較的地味な縁の下の力持ち的存在かもしれません。しかし、製品の品質を守る、ブランドを守るということに関していえば、最前線に立つ重要な役割だということがわかります。

●品質管理のやりがい
品質管理がGOサインを出さない限り、製品が世に出回ることはありません。そういった意味では品質管理は製造現場の最後の砦です。現場と販売部署の連携を図りつつ、消費者のニーズを踏まえてさまざまな改善を行うことで、喜ばれる製品へと導くことができます。会社側にも、その製品の購入者にとっても幸せな状況を実現できているという実感が得られる職種だといえます。
また、どんな業界においても提供する製品、サービスの品質管理は重要だという認識が高まっている状況なので、転職にも有利な経験として、新しい環境でも活かしやすいスキルでもあるでしょう。

●品質管理のお仕事で苦労すること
提供する製品、サービスの評価が直接所属している会社の評価につながるため、小さなミスを見逃すと大きな問題に発展する可能性があります。そのため品質管理の責任の重さは、その権限と裁量に伴い、とても大きいものです。
また、品質管理の役割を徹底させるためには、製造工程に関するスタッフ間の認識のズレ、意見の食い違いなどの調整役、仲裁役など担うことも多々あります。
数字や分析、データ管理だけでなく、コミュニケーションにも長けた懐の深さのような人間力も試されることもあるでしょう。

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品質管理は、社会貢献度の高いお仕事です

現在の社会を取り巻く環境の中で、品質管理という職種は大変重要な役割を担っています。提供する製品やサービスの品質を恒常的に守り、また消費者のニーズも敏感に察知して継続的に満足度をアップさせていく道筋を立てていくことを期待されます。

データの分析、PDCAサイクルなど地道なルーティンワークが多いとはいえ、企業を支える責任重大なポジションであり、製品やサービスを通して社会への貢献度も高い、やりがいのあるお仕事だといえます。

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